①チーム医療教育
チーム医療とは
医療の進展による高度化・複雑化に伴い、患者さんの多様な問題に対処できる医療の提供が必要になってきました。そのため、様々な医療スタッフが連携、協力して適正で安全な診療・治療・ケアを実践する「チーム医療」が必要とされています。
昭和大学「チーム医療教育」の特長
- 4学部全学年にわたる学部連携型の体系化された学習カリキュラム
- 年次のステップに合わせて、学習の場と内容を広げていく段階的なカリキュラム
- 附属病院をはじめ、数多くの医療現場で実習
- 学部混合グループによる参加型学習スタイル
全学年にわたる継続的なカリキュラムで実践的なチーム医療人を育成
全学部教員および附属病院が密に連携して構築する昭和大学独自の「チーム医療」プログラム。初年次体験実習では医療人マインドと職種の役割を学び、PBLチュートリアルでは臨床シナリオをもとに各職種の立場から症例を検討し、患者さんが抱える課題を解決に導きます。さらに高学年次での病棟実習では附属病院で1週間、学部混合チームで患者さんを担当し、ベッドサイドで治療プランを深く検討します。
また、近年注目される「地域医療」についてもカリキュラムに組み込み、地域の医療機関、介護スタッフ等と連携したチーム医療実習を行っています。
こうした全学年にわたる継続的かつ幅広い学部連携カリキュラムは、国内でも例が少なく、時代のニーズに対応できる実践的なチーム医療人の育成に取り組んでいます。
また、近年注目される「地域医療」についてもカリキュラムに組み込み、地域の医療機関、介護スタッフ等と連携したチーム医療実習を行っています。
こうした全学年にわたる継続的かつ幅広い学部連携カリキュラムは、国内でも例が少なく、時代のニーズに対応できる実践的なチーム医療人の育成に取り組んでいます。
チーム医療学習のステップ
全学年にわたる継続的な積み上げが、確実なチカラに
昭和大学独自の「チーム医療」プログラムでは、1年次から最終学年まで、継続的に学べるさまざまな学部連携のカリキュラムが整備されています。学部の違う学生がひとつのチームを組み、お互いの専門知識やスキルを共有しながら、課題の解決に向け実践的にアプローチしていきます。
初年次体験実習
1年次から4学部混合チームで実習
初年次体験実習から学部混合のチームを組み、病院実習や施設実習、高齢者宅訪問などチーム単位で実習を行います。これにより、早期からチーム医療マインドと幅広い視野を養うとともに、お互いの学部、職種への理解を深めていきます。卒業まで継続されるチーム医療学習の基礎づくりとなる貴重な約2週間の実習です。
病院実習
病院のさまざまなセクションを体験。チームでの学習を通して、医療人としての姿勢を身に付けます。
施設実習
高齢者施設や障がい者施設で利用者と会話をしたり基本的な介護を実習します。
在宅訪問実習
「高齢者の生活を知る」ことを目標に、富士吉田市内のお宅を訪問し、お話を伺います。
病院実習
病院のさまざまなセクションを体験。チームでの学習を通して、医療人としての姿勢を身に付けます。
施設実習
高齢者施設や障がい者施設で利用者と会話をしたり基本的な介護を実習します。
在宅訪問実習
「高齢者の生活を知る」ことを目標に、富士吉田市内のお宅を訪問し、お話を伺います。
PBLチュートリアル
それぞれの職種の見地から課題を探り、チームでひとつの解決策を導く
昭和大学では4学部混合チームで学ぶPBLチュートリアルを実践しています。年次を追うごとに、より臨床場面に近い課題を設定し、それぞれの職種の立場から考えを出し合い、幅広い視点から解決策を探ります。
※PBL=Problem Based Learning〈 問題解決型学習 〉教員のサポートのもと、学生が数人のグループになって協力しながら、与えられた課題について、討論・発表を重ね、主体的に問題を解決していく学習。
※NBM=Narrative - Based Medicine〈 患者の物語に基づいた医療 〉
- チーム医療の基盤PBLチュートリアル
- 在宅医療を支えるNBMと倫理PBLチュートリアル
- 臨床シナリオPBLチュートリアル
- 病棟実習シミュレーションPBLチュートリアル
※PBL=Problem Based Learning〈 問題解決型学習 〉教員のサポートのもと、学生が数人のグループになって協力しながら、与えられた課題について、討論・発表を重ね、主体的に問題を解決していく学習。
※NBM=Narrative - Based Medicine〈 患者の物語に基づいた医療 〉
学部連携病棟実習
ひとりの患者さんのためにチームで考え、対応する
学部混合で学生がチームとなり、病棟の入院患者さんを担当します。患者さんの情報を共有し、治療・ケアについて討議・提案するとともに、主治医のもと、血圧測定や配膳・食事介助、口腔ケア、投薬計画、入浴、リハビリなど、各々が自分の学部で学んだ専門性を発揮しながら、チーム医療を現場で実習する1週間です。
学部連携地域医療実習
地域社会におけるチーム医療を実践する
地域社会の中で、今後重要となっていく在宅医療におけるチーム医療を実践します。医療機関と薬局、訪問看護ステーションなどの現場で治療に参加し、職種間の連携と地域医療の現状や課題を理解します。(選択実習)