保健医療学部

看護学科

Nursing

人間と向き合い、トータルに学ぶ「実践の科学」

患者さん一人ひとりに異なるケアを適切に行っていくためには、自分で考え、判断し、行動する主体性と、患者さんの気持ちや立場になってケアを検討できる豊かな感性が求められます。
看護学科では、「人間」「健康」「看護」の3つの科学の分野からカリキュラムを編成し、理論と実践の両面から人間そのものと向き合い、考え、深く理解していく力を養います。「実践の科学」と呼ばれる看護について、看護師課程および保健師課程(選択・学内選抜制)を用意し、医系総合大学ならではの恵まれた教育・実習環境のもと、スペシャリストを育成します。
看護学科MV_1320×960

看護職の資格

看護職には、保健師・助産師・看護師の3つの国家資格があります。いずれも必要な知識や技術をもちいて、人々の健康を守り、豊かな生活が送れるよう支援する大切な仕事となります。あなたが目指すのはどんな看護師ですか?
看護師
看護師は、医療チームの一員として、医療が安全に行われるように専門的な知識や技術に基づいて患者さんのケアや診療の補助を行います。
患者さんの心と身体、生活面もサポートし、他職種との連携を図り、患者さんにとってよりよい環境づくりを目指します。病院や診療所などの医療機関のほかに、福祉関連施設や訪問看護など、看護師の需要はますます高まっています。
看護師
保健師
保健師は保健所や保健センターなどの公的機関を中心に、その地域で生活をする赤ちゃんからお年寄りまで、人々の健康保持・増進に向けた健康づくりのサポートを行うことが主な仕事になります。乳幼児健診や生活習慣病予防対策、各種検診など正しい知識を持って情報をわかりやすく丁寧に伝えていく保健指導や環境調整も大切です。

※昭和大学では、3年次に行う学内選抜を経て保健師課程を選択することができます。
保健師
助産師
出産時の分娩の介助はもちろん、出産までの妊産婦への指導やアドバイス、新生児のケアも行う仕事です。ほかにも不妊治療や育児相談など女性にまつわる健康問題全般もサポートしていきます。

※昭和大学では看護学科卒業後に助産学専攻科に進み取得を目指すことができます。
助産師

看護師のスペシャリスト

大学卒業後、看護師としてスキルアップしていく上で、よりプロフェッショナルな資格として認定看護師と専門看護師があります。
認定看護師
特定の看護分野において、質の高い看護技術と知識を用いて、習熟した看護実践ができる看護師です。多職種によって構成されるチーム医療の現場においても、認定看護師の知識と経験が必要とされる場面が多くあります。
専門看護師
複雑な問題を抱える患者さんやご家族に対して、レベルの高い看護ケアを提供するため、特定分野の知識・技術を深めた看護師です。さまざまな看護分野において、患者さんやご家族、そして看護スタッフに対し、専門性を追求した知識と技術をもって看護支援します。

保健医療学部看護学科データ

キャンパス
横浜
1年次は富士吉田
1年次は富士吉田キャンパスで全学部での全寮制の生活です。
さまざまな経験や人との出会いを通して医療人としての基礎を育めます!
学科生
410
2023年4月
101人(2023年度入学者)
1学年、約100人の学科生に対して、学科と附属病院が密に連携し、臨床に連動した授業で、将来の看護師を育てていきます。
専任教員数
89
2022年5月
学部において 授業や演習・実習の教育と修学指導を行う教員および 臨床教員がいます。
臨床教員は、各附属病院の現職の看護師であり、豊富な臨床経験を活かし、現場に即したきめ細やかな指導が魅力です。
看護師国家試験合格率
97.1%
2023年
90.8%(全国平均)
2022年度の国家試験合格率は100%!
毎年高い合格率を保持しており日々の学習や学生生活を強力にサポートする体制が整っています。
保健師国家試験合格率
100.0%
2023年
93.7%(全国平均)
3年次から選択・選抜制で目指せる保健師でも高い合格率を誇っています。
保健師の資格を持つことでさらに幅広い将来への道がひらかれます。

看護学科 学びの特長

問題解決型学習(PBL)

4年間を通して学ぶ「チーム医療学習」では、課題に対して4学部の学生で構成されたグループで、問題解決をしていくPBLチュートリアルをおこないます。異なる学部のメンバーと幅広い視点で討論や発表を重ねることで、将来の医療の現場で患者さんの状態を把握する際に、医師や他の医療従事者との情報交換の場に不可欠なコミュニケーション能力や協調性を養うことができます。

看護学科_課題解決型学習(PBL)

三本柱のカリキュラム構成

カリキュラムは「人間の科学」「健康の科学」「看護(専門)の科学」の3本の柱で構成されています。 「人間の科学」では、看護の対象である人間に関する幅広い教養科目を学びます。「健康の科学」では、人体の構造・生理や精神の活動等生命の誕生から死に至る人間の営みに関する基礎的な知識を学びます。「看護の科学」では、人間の健康生活と看護、看護実践能力等に関わる学習を講義と併せて学内の実習室、関連病院等での臨地実習で学びます。
これらの学習を修めると、看護師の国家試験受験資格を得ることができます。

看護学科_三本柱のカリキュラム構成

看護学科 授業PickUp

基礎看護学方法論Ⅲ
グループ形式で基礎的な看護法をシミュレーションします。患者役、看護師役、ナレーター役、評価役に分かれ、自分たちが立てたケアプランに合わせて看護を実践。医療を受ける患者さんの求めるもの、看護の役割を理解し、援助に必要な基礎的な看護技術を学びます。
基礎看護学方法論Ⅲ
成人看護学実習Ⅱ
本学附属病院で指導者のもと、手術前後の患者さんのケアプラン作成、点滴や検温、食事援助などの実務を体験します。患者さんの健康レベルに応じたケアを学ぶとともに、チーム医療の現場での看護師の役割を学びます。実習を報告会で発表しグループで討論します。
成人看護学実習

看護学科の進路・就職

学部を卒業し、国家試験に合格すると、看護師・保健師(選択)の免許が取得できます。
さらに助産学専攻科を経て助産師免許を取得することもでき、活躍の選択肢が広がります。助産師はニーズも高まり、今後活躍が期待される領域です。
特に昭和大学附属病院へ、多くの卒業生が看護師として就職しています。

卒業後のステップ

卒業後のステップ
2023年度看護学科卒業後の進路
2023年度看護学科国家試験合格率
03
04
05