医学部

School of Medicine

「至誠一貫」の精神のもと、真心と情熱を持った医師となる

医学部では、精選された基本的内容を重点的に履修させるモデル・コア・カリキュラムを導入した専門教育以外に、国内外の大学や施設・病院での教育や研修を受けられる機会を低学年から設け、広い視野で物事を見ることができる能力を養います。
6年間で真心と情熱を持って医学・医療の発展と国民の健康増進と福祉に寄与する人材へと成長していきます。
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キャンパス
旗の台
1年次は富士吉田
学部生
746人
2023年4月
134人(2023年度入学者)
専任教員数
1,786人
2023年4月
医師国家試験合格率
95.2%
2023年
91.6%(全国平均)
医学部長 小風 暁
医学部長メッセージ
チーム医療教育と臨床実習をとおして「至誠一貫」の精神を体現する臨床家を育成。


4学部がともに学ぶチーム医療教育と臨床実習の充実が本学医学部の大きな特長となります。臨床実習は1年次から始まり、2・3年次は毎週1日、8つある附属病院にて臨床現場を体験します。4年次後半から6年次前半にかけては1か月単位で希望する臨床科をまわります。5・6年次では海外の医療機関で研鑽を積むことも可能です。チーム医療教育と臨床実習をとおして「至誠一貫」の精神を体現できる医師を育成します。


昭和大学 医学部長
小風 暁

医学部の教育の特長

問題解決型学習(PBL)

6年間を通して学ぶ「チーム医療学習」では、課題に対して4学部の学生で構成されたグループで、問題解決をしていくPBLチュートリアルを行います。異なる学部のメンバーと幅広い視点で討論や発表を重ね、問題解決能力やコミュニケーションスキルを養うことで、将来臨床の現場でのカンファレンスなど、医師として役立てていくことができます。

PBLで何が身につく?

  • チーム医療における各職種の役割の相互理解
  • 協調性・コミュニケーション能力
  • 問題解決能力
医学部特徴1

附属病院での臨床実習

4年次後半から始まる臨床実習では、昭和大学の8つの附属病院の25診療科を72週をかけてまわり、直接患者さんと接しながら学んだ知識を生かしていきます。その間にどの診療科が自分に合うのか、進みたい進路を考えることが可能です。また6年次にはさらに深めていきたい診療科を選んで実習するクリニカル・クラークシップ(選択的診療参加型実習)を実施しており、高い専門性を培うことができます。

附属病院実習だからここが自慢!

  • 現役の医療従事者が「臨床教員」として指導
  • 多くの卒業生が働く安心感や信頼感の中で、のびのびと実習ができる
  • 学部の学びと連携したクリニカル・クラークシップ(診療参加型実習)を実施
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国際的な視野を持つ人材を育成

国際的視野を身に付けるため、全学年で海外の連携大学や医療機関の語学研修や臨床実習を一定の期間で選択することができます。
3・4年次の医学英語で英文論文から最新の知識を得る能力を修得します。5~6年次の選択実習を昭和大学とつながりのある海外の医療施設で実施することも可能です。

国際的感覚を身につける!

  • 海外実習・研修で海外の医療現場を知る
  • 医療分野で用いられる基礎的な英単語や表現を理解する
  • 診療に必要な英会話の基礎的表現法を習得
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学部の特徴・理念

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教育目標
「至誠一貫」の精神のもと、真心と情熱を持って医学・医療の発展と国民の健康増進と福祉に寄与する人材を育成する。

  1. 質の高い患者本位のチーム医療を実践できる知識、技能および態度や習慣を身につける。
  2. 問題を的確に捉えて、主体的に対応し、解決する能力を身につける。
  3. 自己の知識、技能および態度や習慣を客観的に評価し、日々研鑽する能力を身につける。
  4. 共学する歯学・薬学・保健医療学部生との交流などを通じて、広い教養と豊かな人間性を身につける。
  5. 医学・医療の国際化に対応できる能力を身につける。
  6. 研究分野の発展に寄与できる創造性を身につける。
教育研究上の目的
医学部は、昭和大学の理念である「至誠一貫」の精神のもと、医学・医療の発展と国民の健康増進と福祉に真心を持って寄与する医療人の育成を目的とする。そのために以下の教育研究を展開する。

  1. 人間性豊かな患者中心の医療を実践する教育と研究の推進
  2. 優れた専門的能力の育成
  3. 学部連携チーム医療教育の推進
  4. 医療にかかわる問題の発見・解決能力の醸成
アドミッション・ポリシー
昭和大学医学部は「至誠一貫」の精神のもと、医学を通して医療の発展と国民の健康増進と福祉に真心をもって寄与する優れた人材を育成することを目的としています。
昭和大学医学部のカリキュラムを修得し、卒業時に求められる能力を達成できる学生として、日々の学修と多様な経験の中から以下の能力を身に付けている人を求めます。

  1. 医師となる明確な目的意識と情熱を有する人
  2. ディプロマポリシーを教育目標とする本学に対する明確な志望動機を有する人
  3. 中等教育の学業において、数学や理科(物理、化学、生物)などの自然科学と英語の基礎知識を持ち、国語、社会も幅広く履修した人
  4. 他者を理解し、思いやりの心を持てる人
  5. 人とかかわることに関心を持ち、基本的なコミュニケーション能力を有する人
  6. 知的好奇心にあふれ、新しい分野に積極的に挑戦できる人
  7. 地域での医療や国際的な医療活動に興味を持つ人
  8. 1年次の全寮制共同生活・学修に積極的に取り組める人
カリキュラム・ポリシー
ディプロマ・ポリシーを達成するため、体系的で、段階的・横断的なカリキュラムを全学年にわたって構築しています。
臨床実習は本学附属病院とともに、学外医療施設でも実施します。
カリキュラム(教育課程) 策定方針を以下に列挙します。

1.プロフェッショナリズム

医師としての責任感、倫理観、ヒューマニズムを醸成するための授業科目(医療現場での体験実習を含む)を1年次から各学年で開講する。医療安全に関わる授業科目は2年次から、法規・規範を理解するための授業科目は3年次に開講する。 授業で培った責任感と倫理観をもって人間性豊かな医療を実践する態度を身につけるため、4年次後期から医療現場で診療参加型臨床実習を行う。
知識に関する評価は筆記・口頭試験、態度を加えた評価はポートフォリオ、レポート、ルーブリック等を用い、成長過程も合わせて評価する。

2.コミュニケーション能力

1年次は寮生活、初年次体験実習(在宅・福祉施設訪問等を含む)、学部連携科目などを通して多様な背景を持つ人々と良好な人間関係を構築する。2年次からは、患者・家族、 医療スタッフなどと適切に対応し、判りやすい言葉と適切な態度で情報の収集・提供する能力を修得するために、コミュニケーシ ョンに関わる演習、PBLチュートリアルなどの参加型学修を行う。3年次後期からは、模擬患者とのロールプレイ実習を行なう。4年次後期から6年次前期まで、附属病院の病棟や外来で患者や家族との面談および他学部学生、多職種との連携を実践する多様な臨床実習を行う。
これらの評価は、レポート、ポートフォリオ、ルーブリック等を用い、成長過程も合わせて評価する。

3.患者中心のチーム医療

体系的な学部連携カリキュラムを全学年で構築する。1年次はチーム医療の基本を理解し、学生間の連携・協力の基盤を身に付けるために、寮生活のもと、多様な学部連携科目を開講する。 2~4年次は、多職種間の相互理解と連携・協力をもとに、チーム医療を実施するシミュレーションとして、段階的に構成された学部連携PBLチュートリアルを各学年で開講する。4年次末~6年次には、患者中心のチーム医療を、医療現場で実践する能力を身に付けるため、附属病院・ 地域医療施設での臨床実習を行う。
チーム医療に求められる知識、技能、態度の評価は ポートフォリオ、レポート、ルーブリック等を用い、成長の過程も合わせて評価する。

4.専門的実践能力

基礎医学(体の構造や機能、疾患の要因などの学修)は、1年後期から4年までの講義と実習で学修する。臨床医学(疾患の診断と治療)の基本的知識は、2年後期から4年前期まで、体系的に講義科目で学修する。また、4年後期~6年次には、臨床実習と並行し、総合的な医療知識を講義科目でも学修する。臨床医療に必要な基本的技能は、3年後期および4年前期に、スキルスラボや附属病院などで、シミュレータを用いるなど実践的な環境で学修する。3年次の「臨床医学演習」では、グループ討議によるPBLチュートリアルで、基本的な疾患の臨床推論と検査・治療計画の立案のプロセスを学修する。臨床実習は、4年後期には内科(9週)、外科(6週)、小児科(2週)、産婦人科(2週)の計19週、5年次にはそれ以外の12診療科(各2週)で計24週、大学附属の7病院をローテーションして、ベッドサイドで診療チームの一員として参加して学修する。5年次12月から6年次6月まで、さらに臨床能力を深めるため選択的診療参加型臨床実習を4週間ずつ7期にわたり実施する。なお、本実習では海外を含む学外医療機関を選択できる。
これらの評価には、筆記試験、口頭試験、実習での態度、ポートフォリオ、レポート、ルーブリック等を用い、成長の過程も合わせて評価する。なお、知識レベル については2~4学年の定期試験、4学年の共用試験CBT、4~6学年の総合試験、および卒業試験により総括的評価を行う。医師としての基本的技能・態度は4年次の共用試験OSCE、6年次の臨床実習終了時OSCEで評価する。

5.社会的貢献

社会医学として、衛生、公衆衛生については、2年後期、3年前期に、法医学については3年前期、4年前期に、それぞれの講義と実習で学修する。地域医療実習は、1年次の初年次体験実習、3年次の地域医療実習として地域の医療機関での見学実習を行う。5年次には3年次と同じ地域医療機関で改めて実習を行ない成長過程を確認する機会とする。6年次には在宅医療を学修する学部連携地域医療実習を選択できる。
これらの評価には、筆記試験、口頭 試験、実習での態度、ポートフォリオ、レポート、ルーブリック等を用い、成長の過程も合わせて評価する。なお、知識レベルについては各学年の定期試験、総合試験、卒業試験により総括的評価を行う。

6.自己研鑽

PBLチュートリアル、基礎及び臨床実習で、論理的、批判的に問題を解決する能力を身につけるとともに、省察と適切なフィードバックによって生涯にわたる自己研鑽の土台を作る。また、3・4年次の医学英語で英文論文から最新の知識を得る能力を修得する。国際的視野を身に付けるため、全学年で海外の連携大学や医療機関に一定期間、語学研修と臨床実習を選択することができる。希望者は学部学生のうちから大学院のカリキュラムを選択し、高度な医学知識、研究技法などを学修することができる。
これらの評価には、実地試験、レポート、ポートフォリオ、ルーブリック等を用い、成長の過程も合わせて評価する。

7.アイデンティティー

全学年にわたって実施する4学部連携教育やアイデンティティー教育により、本学の伝統や特長を認識し、昭和大学卒業生としてのプライドを持って、医療に貢献する医師を養成する。
評価は口頭での確認やポートフォリオ等を用い、成長の過程も合わせて評価する。
ディプロマ・ポリシー
「至誠一貫」の精神のもと、医学・医療の発展と国民の健康増進と福祉に真心を持って寄与する人材を育成することを目的としています。
この目的を達成するためのカリキュラムを履修し、定められた修業年限の中で以下に関する基本的能力を身につけた者に学士(医学)の学位を授与します。

1.プロフェッショナリズム

  • 人間性豊かな患者中心の医療を実践する責任感と倫理観を有する。
  • 患者ならびに患者家族に対して、真心・誠意を持って接する。
  • 医療を実践するための法律やルールを遵守し、医療安全に配慮する。

2.コミュニケーション能力

  • 相手を思いやる真心を持ち、広く良好な人間関係を構築することができる。
  • 自分の考えをわかりやすく言語や態度で正確に伝えることができる。
  • 患者や家族、医療関係者などとの間で情報の収集と提供を適切に行うことができる。

3.患者中心のチーム医療

  • 医療をともに担う多職種の職能を理解・尊重して、良好な人間関係を構築し、患者に関わる情報を共有できる。
  • 多職種と連携・協力しながら、患者中心の医療を実践できる。

4.専門的実践能力

  • 基礎医学・臨床医学の幅広い知識と技能を有し、適切な医療面接、基本的診察技法、臨床推論、検査・治療計画の立案などの科学的根拠に基づいた医療を実践できる。

5.社会的貢献

  • 社会医学の幅広い知識を有し、公共の福祉に寄与できる。
  • 地域医療に参加し、地域住民の健康回復・維持・向上に貢献できる。

6.自己研鑽

  • 論理的、批判的に問題を解決する能力を身につけるとともに、国際的視野を持って最新の知識や技能を生涯にわたって獲得する意欲と態度を有する。
  • 医療における自らの行動を常に省察して、自らの向上に努める。

7.アイデンティティー

  • 昭和大学の伝統を重んじ、その名誉を高めるために全力を尽くす。
学部に在学中から大学院の科目を履修できる「マルチドクタープログラム」
4年次以上を対象に、学部のカリキュラムと並行しながら大学院の講義を受け、早期から専門的な知識を深めることができます。
  • 大学院修了年限の短縮が可能
  • 大学院と臨床研修との両立が可能
  • 必ずしも卒業後に大学院に進学することが条件ではなく、卒業後の進路も選択可

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卒業後の進路
卒業後は多くの卒業生が本学附属病院に勤務しています。また臨床研修と両立しながら本学大学院に進むケースも多くなっています。
卒業後の進路
卒業後の進路
2023年度医学部卒業後の進路
2023年度医学部国家試験合格率
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