挑む!昭和の人たち
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学生

患者さんの病の背景まで考えられる看護師を目指します

保健医療学部 看護学科 冨樫 健斗さん(取材時3年生)
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看護学科の学び以外でも成長していくことができました

私が看護師を目指したのは、母が看護師であり家庭内で一世代に一人、医療の知識を持つ人がいるといいなと感じたためです。また世間では看護師の仕事は大変とよく聞きますが、母は毎日楽しそうに働いており、それを近くでみていて自分も看護師になりたいと思うようになりました。
昭和大学では1年次の全学部での寮生活やPBLというあるテーマについて他学部の人とチームになって課題を解決していくという授業があります。そこでは、看護学科以外の人がどんな知識を持っていて、医療に対してどんな気持ちで向き合っているのかを知ることができ、今後仕事をしていくうえでとても役立つ経験になりました。ただ一人一人の考えは全然違うのですが、患者さんに対してどうより良くしていこう、という気持ちはみんな同じだったのが良かったです。
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忙しくても、気軽に声をかけられる看護師になりたいです

3年次は夏の終わりからはすべて実習期間となり、基礎的なものから始まり、今は領域別での実習を終えたところです。いろいろな診療科を回り、それぞれ2週間程度の中で患者さんを受け持たせていただきます。大抵一人の患者さんを看ることができるので、その患者さんが通常ではどんな生活をしてきたのか、など背景も深く知ることができるようになります。患者さんの治療方針に合わせて、その人がなぜ病気になったのか、つらさはどんなものなのか、どんなことが必要か…と考えていくことができる実習は、これからの自分の看護観を考えるいいきっかけになりました。
将来、まず大学病院などで看護師としてさまざまな経験を積んでみたいと思っています。看護師は常に忙しく立ち回ることが多いですが、私は患者さんに気軽に話しかけられる看護師になりたいです。患者さんと距離が近く、患者さんに気持ちに寄り添える看護師になるために、今の学びをただ覚えるだけの勉強ではなく、将来につながることだという意識をもって学んでいくつもりです。
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昭和大学を目指す皆さんへ
メッセージ
看護の勉強は、答えのないことの連続で難しいことがたくさんあります。勉強も実習も大変ですが、その分得るものも大きく、一人の人間としてとても成長できる場だと感じています。皆さんにも自分の目標に向かって頑張ってほしいと思います。
私の「至誠一貫」
人のつらさや苦しみを理解できるように、その人が感じている世界を自分の中で考えていけるように、そのためにどういった場でどのように感じ取れるかを大切にしていきたいと考えています。