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挑む!昭和の人たち
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卒業生

自然と進んだ道に縁があることを信じて「今」を進みます

歯学部歯学科卒業 中井 健人さん
昭和大学大学院歯学研究科歯科補綴学専攻 3年生
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研究でも、臨床でも根本の原因をみつけて解決をしていきたい

現在は昭和大学大学院の歯科補綴(ほてつ)学専攻3年生で週3日は昭和大学歯科病院と開業医で診療を、それ以外の日は睡眠時ブラキシズム(寝ている間の歯ぎしり)についての基礎研究に没頭しています。
睡眠時ブラキシズムは、未だ原因がわかっておらず、寝ている間に被せ物や入れ歯が割れたり、最悪の場合自分の歯が割れてしまうこともあります。顔のまわりの筋肉のひどい痛みや顎関節症を起こすこともあるため、患者さんのQOLや治療の予後にも影響する、歯科関係者にとって非常に重要なテーマのひとつです。私たちは歯ぎしりの原因として遺伝子と神経細胞に着目し、患者さんの遺伝子情報を持ったiPS細胞から神経細胞を作り、実験をしています。現在歯ぎしりの治療はナイトガード(マウスピース)などによる対症療法が中心ですが、根本的な原因の解明とその原因に効く薬の開発を目標とし、日々研究に取り組んでいます。

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研究は昭和大学だけでなく順天堂大学にも籍を置き、それこそ土日も関係なく忙しくしているのですが、診療も大切にしています。補綴は「見た目」や「食べる」といった、患者さんの生活にダイレクトに関わる分野であり、治療の選択肢も広くやりがいを感じています。患者さんの困りごとや望みをよく理解し、お互いがイメージする治療のゴールにズレが無いように心がけています。
技術や材料が目まぐるしく進歩するので、絶えず知識もスキルもアップデートすることはとても大変ですが、新たな発見や感動があり、それが楽しくもあります。たくさんの先輩方がよく「生涯勉強だよ!」とおっしゃいますが、本当にその通りだなと痛感するこの頃です。

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何かに打ち込み、繋がりを大切に、真摯に努力をしていくこと

大学時代は準硬式野球部に所属し、限られた時間の中ではありましたが、大好きな野球にも打ち込みました。練習の甲斐あって、オールデンタル(全日本歯科学生総合体育大会)では準優勝まで勝ち取ることができました。大好きな仲間たちとの練習、合宿、大会と、汗を流した日々は自分にとって、眩しすぎるほどにキラキラと輝く青春の1ページです。
歯科医師となった今も、部活の先輩方や仲間たちとは仕事でもプライベートでも深い繋がりがありますし、たくさんお世話になっています。会えば必ず部活の思い出で一緒に盛り上がれますし、このような繋がりは生涯の宝物だと思います。
今後の目標として、自分自身で掲げているものはいくつかあります。その一方で自分は「自然と進んだ道に縁がある」と考える人間なので、もしかしたら今とは全く違うことをしているかもしれませんし、今後どのような方向に進むかわかりませんが自分でも楽しみです。いずれの道に進むにしても、「今」自分が置かれている環境での取り組みが礎となることは間違いないので、力を緩めることなく、真摯に日々の診療と研究に取り組んでいきたいと思います。

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昭和大学を目指す皆さんへ
メッセージ
1年次の寮生活に始まり、学部横断実習、関連病院が近接していること。出会ってから一生チームメイトとして、「病気」と戦っていく仲間の輪が圧倒的に大きいことが昭和大学の特色であり、強みだと思います。この「輪の大きさ」は「自分の可能性」も同じだけ広がることを意味していると僕は思います。今回ここに僕の記事を載せていただいたことも、そして受験生の皆さんが今こうしてこのページを読んでくださったことも、何かの縁だと思います。今回書かせていただいた内容が一人でも多くの方の良いきっかけとなって、のちに「昭和の仲間」として再会できたらこれ以上嬉しいことはありません。
私の「至誠一貫」
私の上司の言葉で好きなもののひとつに「自分に近しい人(例えば家族や友人)を思いやれない人間が、他人を思いやれるはずがない」というフレーズがあるのですが、これは「至誠一貫」に近い意味があると思います。1年次の寮生活でまずは近くにいる「友人」を思いやる気持ちが育まれ、その環境を共にした友人達とチームを組むからこそ本当の意味で「患者さん」を思いやる心が育つ。昭和大学の教育プログラムはまさに、建学の精神をダイレクトに反映していると思います。
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