挑む!昭和の人たち
挑む!昭和の人たち
教員

自ら考え、学ぶ楽しさを感じる姿を見守っています

保健医療学部理学療法学科 上條 史子 講師
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教科書どおりではない応用を知ってもらいたい

運動学や臨床運動学という人間の関節はどのような構造を持ち、どのように動き、動作にどのように貢献しているのかを教える授業を担当しています。講義科目ですが隣り合う学生とお互いに相手の関節などに触れ、実際に確かめながら進めていきます。前回の授業を振り返る意味で、毎回小テストをするので学生たちは仲間同士で復習をしあって覚えていっているようで良い効果がでています。
この授業で教えているのは定型的なことになります。しかし、実際の患者さんでは教科書通りにはいきません。基本を頭に入れたうえで、目の前にいる患者さんのために他の教科の知識を踏まえ、応用してもらいたいと思っています。また、その応用のために色々と自ら考える楽しさを感じてほしいと思っています。
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学部や学年の隔たりのない、最高の環境での学び

2年次からはチューター制度といって、同じ学籍番号となる3年・4年次の先輩が関わりをもつシステムがあります。2年生はわからないことを気軽に聞けるようになりますし、先輩達もアドバイスすることが自分のためになり、良い形が生まれています。そのため、学年を越えた交流も盛んです。イベントも多いので、学年問わずみんなが仲良くなれますし、また教員と学生の距離も近く、悩み相談などもしやすい環境が昭和大学の良いところです。

学生には患者さんのことを第一に考える医療人になってほしいと思います。理学療法士は特に入院患者さんは毎日お会いし、身体を触ります。それだけ密接です。家族にもしゃべれない本音を話してくれることもあります。治療の手技・成果はもちろんですが、患者さんが秘めている本心に寄り添い、よりよい治療を共に生み出してもらいたいと思います。
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昭和大学を目指す皆さんへ
メッセージ
学部の学生や学科の先輩、教員がすごく近くに感じられる学校です。それを可能にしているのが、1年生の寮生活、PBL、チューター制度などだと思います。実習も附属病院で行い、指導者である臨床教員との連携も密です。もちろん勉強や実習は大変なこともあるとは思いますが、さまざまなことを経験してもらい、社会人の手前にいる皆さんのサポートを精一杯させてもらいます!ぜひ、一緒に学びましょう。
私の「至誠一貫」
私にとって現在のクライアントは患者さんでなく、学生です。学生もさまざまな背景があり、キャラクターがあります。PBLなどで担当になる学生や学科の学生には、自分が協力できることを精一杯しようと行動しています。