挑む!昭和の人たち
学生
病ではなく患者さん自身と真摯に向き合える医師を目指しています
医学部医学科 黒川 紗良さん(取材時4年生)
座学では学びきれない学びが臨床実習にはあります
現在大学の附属病院での臨床実習を行っています。一週間ごとに異なる診療科を回り、医療チームの一員として指導医の先生とともに自分の担当する患者さんの問診や診察を行ったり、手術や外来の様子を見学させていただいたりなど、診療科ごとにさまざまなことを行っています。医学的な知識や技術を身につけることはもちろんのこと、医療現場で実際に働く先生方の姿を見ながら、座学では学ぶことのできない患者さんとの接し方・他の医療スタッフとの連携の取り方などについて学んでいます。また、直接患者さんと話して思いを聞くことで、患者さんは医療スタッフに何を求めているのか、患者さんに寄り添った医療とはどういうものであるかについて今一度じっくりと考える機会となっています。
貴重な経験が将来の自分を育てています
北岳診療部というクラブに所属しており、毎年夏休みに日本で2番目に高い北岳という山の上にある診療所に赴き、先生や看護師の方と共にボランティアで診療活動行っています。高山病を始め、脱水、外傷など様々な患者さんが診療所を訪れますが、学生たちで問診を取ったり、先生や看護師の方の処置の様子を間近で見たりするなど、多くの貴重な経験をさせていただいています。「山の上に診療所があって安心」「ありがとう」と言ってもらえるとき、この活動を行っていて良かったと感じます。
このような活動や臨床実習を通して医療への思いはますます強くなっています。病気を治すことだけに目を向けるのではなく、患者さん自身と真摯に向き合い、患者さんを取り巻く様々な問題に対して患者さんやご家族・他の医療従事者と共に、互いの意見や考えを尊重しあいながら解決策を考えていくことのできるような医師になりたいと思っています。また、常に自分の未熟さを自覚し、日々研鑽することを怠らない医師になりたいと考えています。
このような活動や臨床実習を通して医療への思いはますます強くなっています。病気を治すことだけに目を向けるのではなく、患者さん自身と真摯に向き合い、患者さんを取り巻く様々な問題に対して患者さんやご家族・他の医療従事者と共に、互いの意見や考えを尊重しあいながら解決策を考えていくことのできるような医師になりたいと思っています。また、常に自分の未熟さを自覚し、日々研鑽することを怠らない医師になりたいと考えています。